マンションの大規模修繕工事の際、割高な代金で契約させられる
トラブルが日本全国で相次いでいることから、国土交通省は各地の
工事を調査し、平成30年5月11日(金)に結果を公表した。
※調査対象は過去3年間に施工された944事例で、1戸あたり「75万~
100万円」が31%で最も高く、「100万~125万円」が25%、「50万
~75万円」が14%と続いた。
同省のこうした調査は初めてで、マンション管理組合に費用の目安を
情報提供し、トラブルを未然に防ぐ狙いがある。
分譲マンションは全国に約630万戸(2016年)あり、約1500万人が
入居。大規模な修繕工事はマンションの老朽化に伴い、住民による
積立金を元に行われる。
同省は昨年5~7月に修繕工事の内容や費用などに関し、工事の実績が
多いとみられる建築事務所や設計コンサルタントにアンケートを実施。
回答が得られた134社の944事例を分析した。
その結果、大規模な修繕は1回目が築13~16年前後で行われ、1戸あた
りの平均は100万円。2回目は築26~33年前後で同97万9千円、3回目
以降は築37年~45年前後で同80万9千円だった。
工事は外壁関係、防水関係が多く、2回目は給水設備は増えるという。
調査結果は同省のホームページで公開。
マンションの規模ごとに概況を掲載し、「管理組合は同規模のマンション
のデータと比較すると有効」としている。
また、事前に検討した方がいいポイントとして、■過剰な工事項目・
仕様などがないか ■戸あたりの床面積工事金額が割高ではないかなどを
挙げてる。
【売買担当のひとり言】
マンションの修繕積立金問題は今日に始まったことでは無く、以前から
問題になっておりました。
管理組合が積み立てている修繕積立金の額を事前に把握し、近い金額で
見積るなど建物の管理会社と談合している可能性を示唆させることが
多く見受けられます。
管理会社が大規模修繕工事の見積を3社から取りました!
じゃーその中からといってもその3社は管理会社が選んでる業者ですよ。
自分たちのマンション(財産)は自分たちで守っていくしかないですが、
皆様お仕事を抱えている忙しい中での両立は難しいと思います。
ただ、理事会や総会に出られなくとも、議事録などで議案を確認し、
修繕が行われる場合、その工事が適正か否か、費用が割高ではないか
どうかを少しでもチェックすることが必要ではないでしょうか。
そういう私もマンション住まいで、昨年に大規模修繕工事を行って
ました。私自身、当時仕事に追われる日々で、まるで他人事かのように
全く気にしてませんでした・・・猛省です。
毎月積み立てている修繕積立金は自分達が住んでいるマンションの
維持修繕に積み立てているものであり、決して業者の利益のためでは
ないということ心に刻みました!
皆様、少しでも自ら監視していける手法を身につけていきましょう。
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