東京都は、過去最大規模の高潮が起きた場合の被害想定を初めてまとめ、
23区の3分の1が浸水する恐れがあると発表しました。
高潮は、台風などの接近で海の水位が普段より高くなる現象で、去年10月には、
神奈川県の江の島が大きな被害を受けました。
東京都は、最大級の台風で最大規模の高潮が起きた場合、浸水が想定される
区域について、3月30日に初めて発表しました。
東京都の想定では、浸水する地域は23区の3分の1に及び、荒川沿いなど、
赤い色が最も濃い部分では5メートルを超える高さまで浸水する恐れがあると
いいます。
特に墨田区・葛飾区・江戸川区では9割以上の面積が浸水の影響を受ける
恐れがあり、解消には1週間以上かかる可能性もあるとのこと。
東京とは、「非難の方法や場所などを確認してほしい」と呼びかけております。
詳細は東京都の ⇒ 「高潮浸水添想定区域図」をご覧ください。
【売買担当のひとり言】
東日本大震災をはじめ、最近の自然災害は専門家でも「想定外」の規模と
いわれるほどです。
この発表により墨田区や葛飾区、江戸川区などは悪いイメージは
少なからず影響はあるかと思いますが、逆に住民の方々は「もしも」の
時に備え、自治体は被害を想定した避難場所の周知や整備など官民が
日頃から防災意識を高める良いキッカケになるのではと思います。
今回想定される高潮による浸水は、地震などとは違ってある程度は
事前に予想ができ、その間に備蓄、避難場所、避難ルートの確認、
また家族と事前に落ち合う場所や連絡方法などが取り決められることで
被害を最小限に抑えられるのではと思います。
今回発表された高潮浸水想定区域図以外にも各市町村や都道府県が
発表している洪水ハザードマップなどもありますので、自身が居住する
エリアがどの程度浸水するエリアなのか、避難場所、ルートなどを
事前に確認することも被害を最小限に抑えられることもできます。
※洪水ハザードマップは各市町村などのHPでも確認が取れますので、
是非一度ご覧ください。
※高潮による被害は、東京でも過去に起きております。
1917年には現在の銀座付近が浸水して、建物なども崩れたり、1949年には
墨田区の錦糸町が浸水し、バスが半分近く水につかったりする写真などが
残っております。
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